FRPの屋上・ベランダ防水とDIYの施工手順・費用

こんにちは「百年投資家」です。今回はFRP屋上・ベランダ防水とDIYの費用について記載して行きたいと思います。所有物件のうち1棟でFRP防水を使用しており、トップコートが剥がれてきました。FRP(ガラス繊維強化プラスチック)自体はクラックもなく問題ないのですが紫外線等によってFRP層が劣化してしまうので可能な限り早めに対応する必要があります。

FRP屋上・ベランダ防水

トップコートの剥がれ

FRP(ガラス繊維強化プラスチック)に大きなクラックや割れ、剥がれがある場合はDIYでの施工は困難なので防水専門業者に相談した方がいいです。しかし上記のようなトップコートの剥がれや下記のようなトップコートの割れについてはDIYで対処することが可能です。

遮熱トップコートの割れ

画像のトップコートや保護塗料は防水機能そのものではなくFRP防水層を紫外線などから守るためのものです。

表面の塗料が剥がれたり割れたからといってすぐに雨漏りすることはありません。しかし、保護塗料がないと熱や紫外線、空気中の窒素酸化物・加水分解などによりFRPが劣化してしまいます。

FRPのトップコートの施工手順

FRPのトップコートの施工手順としては下記の通りです。オレンジ色の施工手順1はアトムハウスペイントの防水塗料とトップコートを使った場合の使用手順です。施工手順2(グリーン色)は業者さんが行うことが多い施工手順です。結構匂いが強い塗料を使いますので防毒マスクはあった方がいいでしょう!

施工手順1

  • 高圧洗浄機で表面を綺麗にし汚れを落とします。
  • FRP表面のワッックスなどを可能な限り研磨し除去する。研磨時のサンドペーパーは(#100程度)が良く、表面が白くなるまでサイディングします(電気グラインダーなどがあれば電気グラインダーを使ってもOKです)。
  • 次に、アセトンなどでサイディングした表面の汚れを落とします。
  • FRP自体に小さなクラックがある場合はシーリング剤(ウレタンコーキングなど)で埋めます。
  • 上記下地処理が完了した後、防水塗料(中塗り剤)を塗ります。防水塗料は塗りにくい面から刷毛で塗っていき、広い面はローラーを使います。
  • 最後に上塗剤(トップコート)を塗っていきます。上塗剤も防水塗料同様に、塗りにくい細い面は刷毛を使い、広い面はローラーを使います。

施工手順2

  • 高圧洗浄機で表面を綺麗にし汚れを落とします。
  • FRP表面のワッックスなどを可能な限り研磨し除去する。研磨時のサンドペーパーは(#100程度)が良く、表面が白くなるまでサイディングします。
  • 次にサイディングした表面をシンナー・アセトンなどで綺麗に拭き取ります。
  • その後、可能ならば再度、高圧洗浄機で表面の汚れを落とします。
  • トップコートとFRPが接着するようにプライマーを塗っていきます(プライマーは色々な種類があります業者さんはジョリエースを使っていることが多いようです)
  • 最後にトップコートを塗ります。主剤と硬化剤を良く混ぜ刷毛やローラーで塗装していきます。

施工手順1と2の違いは「プライマーと防水塗料」のどちらを使用するか、最後のトップコート塗料を「そのまま利用できるか主剤と硬化材を混ぜるか」のみです。

屋上ベランダ防水のDIYでの費用と道具

屋上防水やベランダ防水をDIYで行った場合、業者が使う材料を使った場合で1000円/㎡〜1500円/㎡の料金で行うことができます(ハウスメーカーに依頼すると数万円/㎡と法外な値段になりますw)。

塗料以外の道具としては塗料の粘度が高いので高粘度専用のローラーがあった方が施工をスムーズに行えるでしょう!私の場合は延命措置として施工を行うので塗料を混ぜる必要が無く比較的簡単そうなアトムハウスペイントなどのDIYメーカーの塗料でリフォームを行う予定です。今回の記事がDIYや不動産投資の参考になりましたら幸いです。

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