今回は中国株の高配当銘柄の一つである中国工商銀行(ICBC)について書いていきたいと思います。私も投資している会社ですが配当利回りが高いことから10年程度持ち続けることができれば負けることは無い投資先です。

2017年5月の最新情報

工商銀行

最新情報としては第1・四半期の純利益が1.37%増の758億元(109億9000万ドル)だったと発表しました。また、3月末時点の不良債権比率は1.59%と、昨年12月末時点の1.62%から低下しました。

現在の予想配当利回りは5.28%、予想PERは5.69倍、PBRは0.85倍となっており、PERやPBRの観点からは割安感があります。最新の財務諸表やキャッシュフロー計算書は下記の通りです。

財務諸表

2012/12 2013/12 2014/12 2015/12 2016/12
発表日時 2013/03/27 2014/03/27 2015/03/26 2016/03/30 2017/03/30
連・単
総資産 17,542,217.00 18,917,752.00 20,609,953.00 22,209,780.00 24,137,265.00
純資産 1,124,997.00 1,274,134.00 1,530,859.00 1,789,474.00 1,969,751.00
資本剰余金 133,835.00 138,852.00 144,424.00 152,026.00 152,043.00
利益剰余金 659,675.00 838,759.00 1,022,610.00 1,206,384.00 1,397,033.00
長期有利子負債 232,186.00 223,910.00 250,890.00 268,059.00 330,087.00
短期有利子負債
設備投資
減価償却費 13,215.00 14,420.00 16,094.00 18,049.00 19,761.00
ROE (%) 21.20 20.61 18.02 15.49 14.13
ROA (%) 1.36 1.39 1.34 1.25 1.15

キャッシュフロー計算書

2012/12 2013/12 2014/12 2015/12 2016/12
営業CF 533,508 -1,947 201,457 1,131,764 239,221
投資CF -126,670 -164,161 -146,741 -666,961 -468,932
財務CF -49,279 -65,465 -26,344 -36,732 -50,786
現金同等物 1,201,647 957,402 994,264 1,441,298 1,189,368

中国工商銀行(ICBC)とは

チャート

(画像引用元:マネックス証券)

中国工商銀行は中国最大かつ世界最大の銀行です。総資産額約18兆万元(日本円で約350兆円 人民元/円=18.84)ほどの超巨大企業となっております。13年末の営業拠点は中国国内で1万7000カ所、海外拠点は329カ所となっており、グローバルなシステム上重要なG-SIFISにも選ばれています。

シャドーバンキング(影の銀行)の影響もあり、昨今は株価を調整していましたが、ここ最近は堅調に株価が推移しています。不良債権比率などは日本の銀行に比べても低く、2014年3月末のデータでは0.97%となっています。

現在(2014年11月13日)の株価から導きだせる予想PERは5.05倍、ROEは21.90%となっており、高いROEを誇る企業です。

国際会計基準による業績

国際会計基準によると中国工商銀行の業績は2013年末の決算で経常収益5800億元(日本円で約11兆6000億円)となっております。純利益も高水準で2600億元(日本円で約5兆円)の純利益を誇ります!!日本最大の利益を誇るトヨタ自動車でさえ現在の円安局面で2兆円の純利益なので、いかに中国工商銀行が巨大かが伺える数字だと思います。

また、中国工商銀行の凄いところはリーマンショック後も常に利益を上げてきており、さらに毎年利益額が増えている点です。しかし、これだけの企業でありながら市場での評価は低く先ほど申した通り、PER5.05倍、PBR1.1倍、配当利回り6.46%と割安圏で放置されています。

株式投資まとめ

中国工商銀行は現在中国経済の先行き不安、不動産バブルの崩壊不安、シャドーバンキングの影響等により利益水準に対し割りやすいに放置されております。私が買った時から既に10%以上上昇していますがそれでも依然としてかなり割安だと考えています。中国のGDP拡大の恩恵を素直に受ける企業なので共産党政権が倒れない限りは長期投資で負けは無いでしょう!