こんにちは百年投資家の株式投資です。今回ははじめて株式投資を行う方向けに記事をまとめさせていただきました!!株式投資では配当金によるインカムゲインと差益によるキャピタルゲインの2つのリターンを得る事ができます。成長力のある優良株へ投資を行うことができればインカムゲイン、キャピタルゲインの両方を獲得できるのでいかに良い株を見つけるかが投資家の腕の見せ所です!
株とは
株とは企業に投資家がいくら投資したかといういわば証明書のようなものです。会社法施行により合同会社などの会社形態が増えてきていますが現在でも世界の大企業の殆んどが株を発行する株式会社となっています。会社にとって株による資金調達のメリットとして利息も払う必要がないし、返済する必要もありません。
株主の3大権利
一定の株を買い所定の手続きをとれば誰でも株主になる事ができます。株主には大きく分けて下記のような3つの権利があります。
- 議決権:株主総会に出席して議決権を行使する事ができます。
- 配当請求権:株主は保有する株数に応じて配当を受け取る事ができます。
- 残余財産分配権:万が一、企業が倒産した場合でも財産の分配を受ける事ができます。
ただし、株を買ったらすぐに株主になるわけではありません。権利確定日に株主であり株主名簿に記載されて初めて株主となります。株主となり株を保有し続けると下記のような配当金によるインカムゲインを得ることが出来ます。また、保有している株を得ることで差益であるキャピタルゲインを得ることも出来ます。
投資のリターン
キャピタルゲインとは
キャピタルゲイン(capital gain)とは債権や株等の資産の価格上昇による利益の事です。不動産の値上がり益などもキャピタルゲインと言います。
例えば甲株を300円の時に買い400円になった時に売ったとしましょう!100株とすれば3万円が4万円になり+1万円の利益が出た事になります。これがいわゆるキャピタルゲインというものです。しかし、全てがこのように上手く行くわけではなくリスクがある事を知っておかかなければなりません。反対に株価が下がった場合には、当然キャピタルロス(売却損)が出てしまいます。
インカムゲイン
インカムゲイン(income gain)とは株式の配当金や預金の利息、不動産の家賃収入等の事を指します。ただ、インカムゲインが高かったとしても元となる株式でキャピタルロス(売却損)が発生してしまったら意味がありません。具体的な例を挙げると配当利回り5%の株を100万円買ったとします。配当金は1年間で5万円発生します。しかし、株が10%の値下がりをして90万円になってしまったらキャピタルロスが10万円発生してしまい。1年間の投資リターンは-5万円となってしまいます。
- 配当金=100万円×0.05=5万円
- 売却損=100万円×0.1=10万円
- 1年のトータルリターン=10-5=5万円
不動産投資等でも言える事ですがこのようにいくら高配当の株を買ったからといってキャピタルロスが発生してしまったら実際には投資リターンンがマイナスと言うこともあります。含み損の場合も、損失が表面化していないだけで同じ事が言えます。投資は売却して初めて利回りが確定すると言うことを意識する事が重要です!
投資する株の選定
関連記事については上記をご覧ください。私の場合、1週間程度のスイングトレードか半年から1年以上の中長期投資家によって選定基準が異なります。暴落時などに短期で投資を行う場合は貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CF)などは数年分しかみませんが沢井製薬のように中長期で投資をおこなことを検討している場合、10年程度のBS、PL、CFの内容をよく読むとともにビジネスモデルをチェックします。
株式投資のタイミングと利益確定
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いくら優良株を見つけたからといっても投資のタイミングを間違えると大きな利益にはなりません。投資のタイミングはマクロ(世界の株価指数の動向、日経平均の動向)、ミクロ(個別株の動向)で見て適切なタイミングで投資する必要がありますが絶対に勝てるというタイミングはありません。FXなどでの短期投資でも言えることですが勝率が高く利益の期待値が高いポイントというものは存在し、その勝率が高く利益に対する損失が少ない可能性があるポイントのみで投資を行えば基本的には利益が積み上がります。
利益確定による株の売却
私自身は学生時代(高校生や大学生)は短期のデイトレードなどもしていましたが現在では事業経営も行っており、忙しいのでデイトレードや数週間のスイングトレードはほとんど行わず、基本的には優良株への中長期投資を行っています。
株式投資の場合、不動産投資に比べるとあまり意識されませんがキャピタルゲイン税が利益確定のたびに発生するため、税金の支払い分、元本が低下してしまい利回りが低下します。そのため可能な限り長く持ち続けることができる株へ投資をすることが大切です。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。