百年投資家

高校生の時から株式投資をしている30代の人。10代から始めた株式投資と20代前半から始めた不動産投資・事業経営で財を作り20代後半から一応セミリタイア中。趣味は旅行とビジネスと投資なのでセミリタイアしたけど小さな会社経営や投資活動をしています。尊敬している投資家はウォーレン・バフェット。

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ジェネリック薬品銘柄の沢井製薬へ投資を検討

こんにちはヨシの株式投資です。今回はジェネリック薬品銘柄への株式投資を分析して行きたいと思います。私の株への投資スタンスとしては大きなショックがあった時の逆張り投資法で年間のトレード回数は多い時でも10回程度しかありません。

そのため、今すぐにジェネリック薬品銘柄の株への投資を行うわけではなく、2016年のトランプショックやブレグジット・ショックなど大きな下落があった局面で一気に買っていく予定です。

ジェネリック薬品銘柄の比較

ジェネリック薬品

売上高 営業利益 純利益 1株利益 1株利益(2017) 1株利益(2018)
沢井製薬 123,492 23,185 17,155 466 475 529
日医工 143,513 12,910 11,031 185 43 133
東和薬品 82,115 11,134 7,684 463 323 409
富士製薬工業 34,229 3,568 2,118 142 191 221
日本ケミファ 35,602 3,145 1,961 499 485 511
株価 PER PER(2017) PER(2018) 平均PER
沢井製薬 5,830 12.5 12.3 11.0 11.9
日医工 1,757 9.5 41.1 13.2 21.3
東和薬品 5,350 11.6 16.6 13.1 13.7
富士製薬工業 3,060 21.6 16.1 13.9 17.2
日本ケミファ 5,020 10.1 10.4 9.8 10.1

ジェネリック関連銘柄一覧です。PERは2017年4月14日のデータから算出しています。予想PERは当たりにくいですが会社四季報の予想一株利益から算出しています。もっとも営業利益が大きいのは沢井製薬で次に日医工が続きます。

百年投資家
私の投資スタンスとしてはPER10倍を利益成長が全くない会社のニュートラルとして考え10年間の予想PER平均値が10倍(利回り10%)以下ならば割安、10倍以上ならば割高と考え投資をするかしないかの意思決定をしています。

ジェネリック薬品銘柄の投資分析

自己資本比率 PBR 配当利回り ROE ROE(予想) 営業CF
沢井製薬 62.8 1.57 2.25 14.40% 13% 19,975
日医工 30.4 1.26 1.76 14.10% 3.20% 7,097
東和薬品 44.9 1.16 1.81 10.90% 7.20% 3,732
富士製薬工業 62.7 1.47 1.59 7.30% 9.30% 4,509
日本ケミファ 37.4 1.12 1.99 12.40% 10.90% 2,450

ジェネリック薬品銘柄の自己資本比率やPBR、ROEなどは上記のようになっております。配当利回りが最も高いのは沢井製薬で2%を超える高配当利回りとなっております。全体的にROEが高く株主資本を効率的に使い利益を上げていることが判りますROEはレバレッジを使えば上昇させることができますが沢井製薬などは自己資本比率が高くROEが高いことから優れた経営体質であることが判ります!

百年投資家
自己資本比率が高いといことはレバレッジをあまり効かせて無いということです。レバレッジが効いていないのにROEが高い企業は収益体質が強固で損益分岐点が低い傾向があります。

沢井製薬の特徴

薬局軸に販売数量伸ばす。原材料価引き下げ奏功。薬価改定こなす。18年3月期は促進策支えに数量続伸。新規の大型薬群貢献も。増収や広告宣伝費節減で償却増吸収、営業益伸長。連続増配公算。1品目の高コレステロール血症薬承認取得。ただ特許訴訟和解で発売23年メドと後ずれ(従来17年目標)。伸びしろ大きい中枢神経、がん領域の情報提供に力。
(四季報より)

日医工の特徴

後発薬数量伸びるが、薬価改定で価格下押し。米国大型買収に伴う一時費用も。18年3月期は使用促進策も支えに後発薬数量続伸。買収会社がフル貢献(前期4カ月)。研究開発費増こなし利益急回復。

東和薬品の特徴

薬価改定採算下押し。高単価品伸び悩む。広告宣伝費抑制。円安でデリバティブ損益は好転。18年3月期は数量伸長。大手卸ルート加勢、新規大型品群も寄与。能力増に伴う償却負担こなし、営業益反発。17年度から大手卸と取引始める。直販拠点拡充は抑制。山形工場併設だった東日本物流センターを移転し保管能力強化へ。ソフトカプセル製剤の製造内製化。

富士製薬工業の特徴

月経困難症薬は後発薬に食われる。ただ導入した造影剤群が牽引。後半X線造影剤に適応拡大も。初の自社開発新薬の黄体ホルモン製剤通期貢献。研究開発費増やタイ工場稼働の償却費こなす。増配。

日本ケミファの特徴

後発薬数量伸び悩む。痛風薬など長期収載品に後発薬の浸食。新薬治験開始、後発薬の開発品目増が負担。18年3月期は薬価改定ない。抗がん剤、ぜんそく薬などの後発品フル寄与。稼働率向上に原薬や仕入れ価格低減効き、営業益小幅反発。

ジェネリック薬品銘柄への投資まとめ

個人的にはジェネリック薬品銘柄へ投資を行うのならば利益率も高くROEも高い沢井製薬への投資を検討したいと考えています。不動産投資に比べると配当利回り2%強は魅力が無いのですがPERで利回りを考えるとPER12倍は約8.3%の利回りとなります。そのため、今後も成長が続くのならば投資に値する会社だと考えられます。

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