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ビオフェルミン製薬の銘柄分析!業績・キャッシュフロー・各種指標の推移は?

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こんにちは波平の株式投資ブログです。今回は乳酸菌製剤メーカー ビオフェルミン製薬のキャッシュフローや各種投資指標を分析していきたいと思います。

ビオフェルミン製薬は大正製薬の子会社で「キャッシュ・カウ(金のなる木)」事業のビオフェルミンの開発・製造・販売を行なっています。

ウォーレン・バフェットが好きそうな会社となっており、通常、ブランド力・消費者独占力を持った会社への長期投資は負ける確率が低いことが知られています。

ビオフェルミン製薬のキャッシュフローを分析

ビオフェルミン製薬のキャッシュフロー(引用元:マネックス証券)

画像はビオフェルミン製薬の営業キャッシュフロー(投資CF)、投資キャッシュフロー(投資CF)、フリーキャッシュフロー(FCF)の推移です。

2015年3月期は販売先の変更に伴う売掛金回収期間の短縮により売上債権の減少が2,389百万円あったため営業CFが大幅に伸びています(下記参照)。

ビオフェルミンの営業CF

また、2013年3月期のFCFの赤字は大規模な設備投資により投資CFの有形固定資産の取得による支出が3,708百万円と多かったことに起因します(下記参照)。

ビオフェルミンの投資CF

ビジネス実態に可能な限り合わせるため「売掛金回収期間の短縮によるキャッシュインフロー」のみ無視して10年間の平均PFCFR(株価フリーキャッシュフロー倍率)を計算すると「25,827百万円(時価総額)÷1,344百万円(10年間の平均FCF)=19.2倍(利回り5.2%)」となり大正製薬に比べると若干割安と言えます。

ビオフェルミン製薬のPBRと貸借対照表分析

各種投資指標

  • PBR(実):0.90
  • PER(予):14.4
  • ROE(実):8.39%
  • 配当利回り:2.82%
  • 経常利益率:28.36%
  • 営業利益率:27.60%
  • 自己資本比率:90.6%

ビオフェルミン製薬の各種指標は上記のようになっております。PBRは0.9倍ですが、貸借対照表上、負債が僅か2,867百万円に対して現預金だけで15,642百万円保有しており全ての負債を現金で支払ったとしても会社には12,775百万円(127億円)の現預金が残ることとなります。

ビオフェルミンの負債

ビオフェルミンの現預金

所有している固定資産の価値や現金化可能な売掛金、特許、商標(ビオフェルミンのブランド)などの価値を考えると現在の時価総額は25,827百万円(258億円)は解散価値よりも安い可能性が高いと言えます。

ビオフェルミン製薬の利益率を分析

各種投資指標

  • PBR(実):0.90
  • PER(予):14.4
  • ROE(実):8.39%
  • 配当利回り:2.82%
  • 経常利益率:28.36%
  • 営業利益率:27.60%

ビオフェルミン製薬の経常利益率や営業利益率は低い時でも20%を超えており、高収益体質であると言えます。一方ROEは高い時でも10%程度となっており並みの企業とあまり変わりません。

日本郵政の記事で書きましたがROEはデュポン式で分解すると下記のようになり、ビオフェルミン製薬の場合、財務レバレッジ(自己資本比率の逆数)がROEの足を引っ張っています。

ROEを分解

ROE (当期純利益/株主資本) = 売上高当期純利益率 × 総資本回転率 × 財務レバレッジ × 100 = (当期純利益/売上高) × (売上高/総資産) × (総資産/株主資本) × 100 = 売上高当期純利益率 × 総資本回転率 × 財務レバレッジ × 100

また、別の見方をすれば非常に優秀なキャッシュカウ事業によって獲得した膨大な現金を現金として運用しているため、ROEが低くなっているとも言えます。

波平のビオフェルミン製薬分析

ビオフェルミンに唯一足りないのは株主(オーナー)利益を最大化しようと考える経営者がいない点です。

今後、経営方針が変わり「成長のための投資」「十分な配当金の増額」「十分な自社株買い」のいずれかへ保有している膨大なキャッシュをつぎ込むようならば株価が大幅に上昇していく可能性が高いです。

例えば、極端な例ですが、全負債を現預金で解消し、余った現金を全て自社株買いに費やし償却したと仮定すると時価総額は現在の半分(130億円)程度となります(製造設備を保有していますのでビジネスを続けることができます)。

その場合、PERは5倍〜8倍程度、PFCFRは10倍弱となりますのでブランド価値などを考えると非常に割安感が高くなります。また、EPS(1株利益)も上昇するため、現在の配当性向を維持したと仮定すると配当利回りも高くなるでしょう。

ビオフェルミン製薬への株式投資まとめ

ビオフェルミン製薬のチャート

いかがだったでしょうか?ビオフェルミンの1995年から2019年までの長期チャートを見ると株価の上下はありますが、右肩上がりのトレンドとなっています。

現在の水準は長期的視点に立てば割安と言えますので10年単位の投資ならば負ける可能性は限りなく0に近いでしょう。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。


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波平(なみへい)

波平(なみへい)

高校生の時から株式投資をしている30代前半のオッサン。10代から始めた株式投資と20代前半から始めた不動産投資・事業経営で財を作り20代後半からセミリタイア中。趣味は旅行とビジネスと投資なのでセミリタイアしたけど小さな会社の経営や投資をしています。保有資格は行政書士・宅建士(未登録)・経営系の修士号など。尊敬している投資家はウォーレン・バフェット

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