こんにちは百年投資家の株式投資です。今回は優良企業の一つであるKDDIの15年間の長期業績を分析していきたいと思います。基本的に長期投資で儲けることができる会社は業績が右肩上がりとなっていると言った特徴があります。
KDDIの16年間の売上高と営業利益の推移
KDDI(9433)の売上高と営業利益の推移は上記の通りです。ITバブルが崩壊した2002年から2018年からのデータを決算書から抽出しました(キャッシュフローについてはこちらで分析をしています)。
会計基準が途中で変更になっているので完全な連続データではありませんが、右肩上がりに業績が向上してきたことがわかります。
このように長期的に営業利益を伸ばすことができる会社に投資すると基本的にどのタイミングで株を買ったとしてもbuy&holdで勝つことができます。
KDDIの20年間の長期チャート
(画像引用元:kabutan)
上記はITバブル前の1998年ごろから2018年の約20年間のチャートですがITバブル崩壊前の高値やリーマンショック前の高値でで買っていたとしてもキャピタルゲインを出すことができました(インフレやデフレは考慮していません)。
このように営業利益が長期的に右肩上がりで成長している優良企業への投資はbuy&holdしておけば稼げます、一方ダメ企業の場合はbuy&holdしても潰れる可能性もあるので大損する可能性が高いです。
KDDIはリーマンショックでも業績を伸ばしてきた
百年投資家はKDDIの株を既に持っています。今は、これからポジションを増やすか増やさないかを考えています。KDDIを含めた通信事業の会社はリーマンショックでも業績が落ちずに増益を継続することができました。
こう言った会社は株主を金持ちにしてくれます。投資は複利の効果を最大限発揮させるためにも負けないことが何よりも重要です。負けなければ儲けが小さかったとしても問題ありません。
通信事業の市場環境と百年投資家は投資するか?
現在、通信事業者は5Gによる市場の拡大という機会とともに政府からの圧力や楽天の新規参入という脅威に直面しています。
NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク | 楽天 |
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元国策企業 | 元国策企業 | 民間企業 | 民間企業 |
また、NTTドコモやKDDIは元々国策企業で強固な規制の中で高収益を達成してきた企業です。それに対してソフトバンクや楽天は自由市場の中で多角化の失敗や成功を何度も経験してきた企業です。
今後、通信分野は+α(ECやコンテンツビジネス)の部分での差別化が重要になってくることを考えても、非通信が弱いKDDIの事業環境がいいとは思えません。
5Gについては息の長いテーマなので2020年頃の決算を見てから追加投資するか否かを考えたいと思っています。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。