こんにちは山田太郎の株式投資です。今回は楽天(4755)の約20年間の業績推移について分析していきたいと思います。私の場合、本格的に投資しようと考えている会社については10〜20年間の業績推移を必ず見るようにしています。

楽天の約20年間の売上高と営業利益の推移

楽天の営業利益と売上高の推移

画像は2000年から2017年12月期(最新)の決算の推移を示したものです。これまでにものすごい数のIT企業が生まれ、ものすごい数のIT企業が消滅しました。

楽天はその中で生き残った企業ということもあり中長期的に上記のように右肩上がりの成長を続けています(会計基準が途中で変わっています)。

2007年の営業利益が落ち込んだ理由

楽天の2007年の営業利益

個人的に気になったのは2007年の営業利益が落ち込んだ点です。調べてみると決算短信には”楽天K C(株)の利息返還損失引当金等の見積差額計上による影響により、営業利益は 118 百万円(前連結会計年度比99.6%減) にとどまりました”とありグレーゾーン金利による一時的な減収であることが解ります。

楽天の約20年間のキャッシュフローを分析

楽天のキャッシュフロー推移

続いて楽天の約20年間のキャッシュフロー(営業CFと投資CFとフリーCF)を分析すると、上記のように優良企業のオービックとは全く異なるキャッシュフローの推移となっています。

山田太郎(左)

オービックは営業キャッシュフローが右肩上がりでさらにフリーキャッシュフローも右肩上がりという非常に綺麗な業績推移となっています。オービックのようなキャッシュフローの推移になる会社は強固なビジネスを保有しているため株価も右肩上がりになりますが解りやすいためPERが割高水準になっていることが殆どです。

楽天のキャッシュフローは金融事業が連結になっているため特殊で「楽天(4755)の10年間のキャッシュフローを分析」のように金融事業と非金融事業を分解して分析することで本当の意味でのキャッシュフローが見えてきます。

また、金融を始める前のキャッシュフローは下記のように綺麗な右肩上がりの営業キャッシュフローになっています(2005年頃から証券業による営業債権のCOFが大幅に増加しています)。

営業CFの推移

営業COF

山田太郎なら楽天へ投資する?

楽天のチャート
(画像引用元:kabutan)

楽天の実質EPSを分析で書いている通り、現在の楽天株は個人的に割安だと感じており、分析を継続しながら数百万円単位で購入していく予定です。

累計の投資額が大きいMNOの動向にもよりますが、そもそもMNOビジネスは「KDDIの16年の業績を分析」で言及している通り、非常に収益率の高いビジネスです。

また、5Gのディバイス(スマホ、冷蔵庫、自動車、自販機)単位で破壊的なイノベーションがあったとしても通信自体は通行料を取ることができ、通行料を取ることができる通信ビジンスは今後も無くならないと考えています。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。