こんにちは投資家の百年投資家です。今回はマイナーな繊維製品を取り扱う会社であるサカイオーベックスについて分析して行きたいと思います。
最終製品を扱うBtoC企業ではなくBtoBがメインの会社ですが、キャッシュフローの推移が良く、割安感のある会社です。
サカイオーベックスのキャッシュフローの推移
私が株式投資を行う場合、必ず見るのがキャッシュフローの推移です。上記はサカイオーベックスの営業CF、投資CF、財務CF、フリーキャッシュフローの推移を示しています。
時価総額(100億円程度)に比べると膨大な営業CFを生み出しているとともに、設備投資をあまり行わなくても営業CFを伸ばすことができています(少なくとも維持できています)。
フリーキャッシュフローは2010年から黒字で2014年から2019年の6年間のフリーキャッシュフローを加算すると時価総額と同等水準となります。
PER(株価収益率)がいくら低くても営業CFやフリーCFが出ていない会社へは投資をできませんが、これだけのフリーCFが出ている会社がPER5倍程度で売られているので個人的にはかなり安いと感じました。
事業セグメント
決算短信などのIR情報で公開されている事業セグメントは「染色加工事業」「繊維販売事業」「制御機器事業」「その他の事業」があり、全ての事業で利益を確保しています。
どのセグメントもBtoBの業界で、私自身あまり詳しくないのですが、利益を確保しているので個人的には悪くないと考えています(本格的に数百万円単位〜で投資する場合、業界情報を調べる必要があります)。
百年投資家はサカイオーベックス(3408)へ投資するか?
サカイオーベックスはB/S(貸借対照表)で見ても時価総額に比べ膨大な現預金を溜め込んでおり、割安感があります。また、獲得できるフリーキャッシュフロー約6年分で購入できるので不動産投資で考えると16.7%以上となります。
配当利回りについては現時点で3.6%程度ありますが、上昇させる余力は十分あります。今後、経営陣がどのように事業から生み出されるキャッシュを使うかにもよりますが、1600円前後で投資をして負ける可能性は殆ど無いので、打診買いをしたいと思います。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。