こんにちは今回はトルコリラ/円のロングポジションから得ることが出来るスワップ金利で不労所得生活するためのシュミレーションについて書いていきたいと思います。
トルコリラとは
トルコリラはトルコ共和国で使用されている通貨です。南アフリカランドと同様、新興国の高金利通貨として有名でスワップ金利は南アフリカランドより高額になることもあります。
2014年米国の量的緩和縮小や中国の減速懸念を背景に通貨安に悩まされた結果、トルコ中央銀行は政策金利を政策金利を1日で4.25%引き上げたことが大きなニュースにもなりましたね!現在の政策金利は8.25%となっていますが、インフレ率も高く2014年7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で9.32%となっており実質金利はマイナスとなっています。
実質金利の面で考えると日本の実質金利がプラスになった場合、円高トルコリラ安の圧力がかかってきますが、それを補うだけのスワップ金利を得ることが出来れば投資としては問題ないでしょう!
現在の政策金利
2017年4月現在のトルコの政策金利は上記のようになっております。政策金利は8%となっていますので日本円との金利差は8%弱あります。そのため高スワップポイントが期待できますがインフレ圧力の高い国なので実質金利で考えるとデフレの日本の方が高い可能性があります。
トルコリラのスワップ金利
トルコリラはマイナー通貨の為取引できるFX会社が限られています。具体的に取引できるFX会社としてヒロセ通商のLION FXでは現在1日に1万通貨単位当たり50円のスワップ金利を獲得できます。今回はヒロセ通商のLION FXを使って一人暮らしの方がトルコリラ/円のポジションでいくらのポジションを作れば不労所得生活を行えるかをレバレッジ別にシュミレーションしてみました。
前提条件
前提条件は"南アフリカランドで不労所得生活"と同様に1ヶ月に必要なお金を20万円と過程します。
為替レート:トルコリラ/円=51
1万通貨(51万円)あたりの1ヶ月のスワップ金利=1500円
レバレッジ3倍でシュミレーション
レバレッジ3倍の場合20万円のスワップ金利を作るには以下のポジションを作らなければなりません。
200000/1500=133万通貨
133×51=6783万円
6783/3=約2261万円
よってレバレッジ3倍でトルコリラ/円のポジションを保有した場合、2261万円の資金で運用を行えば不労所得として毎月20万円を獲得できます。
この場合の投資利回りは年利約10.6%となっており、前回書いた南アフリカランドよりも利回りが低いという結果となりました。レバレッジ3倍運用ですのでリスクは低く、リーマンショックのような相場急変が無い限りポジションは維持できそうです。
レバレッジ5倍でシュミレーション
レバレッジ5倍の場合以下のようになります。
6783/5=1357万円
よってレバレッジ5倍で運用した場合、1357万円の資金で運用を行えば不労所得として毎月20万円を獲得できます。この場合の投資利回りは年利17.68%となります。
トルコリラでスワップ金利不労所得生活
今回のシュミレーションではあくまで為替変動が無かったという前提での利回りです。実際には為替の変動がありますので数値は異なります。両建てのポジションではないので円高によって利回りは急激に悪化するため、ポジションを作るタイミングが重要になります。