こんにちは100年投資の未来です。今回はリーマンショック時の日本、米国、ドイツなどのチャートについて分析していきたいと思います。12年以上の投資経験がある方ならばリーマンショックはリアルで体験できているし、記憶に残っている方も多いと思います。
また、ここ10年の間に投資を始めた方はリーマンショック時の動きを頭に入れつつ、若干早いペースで投資を検討するようにした方が良いと思います。
リーマンショック時の米国・日本・ドイツのチャート
リーマンショック時の日本株・米国株・ドイツ株の動きを見てみると日本株は1番底と3番底が同じくらい、米国とドイツは3月の3番底が最も深い展開となっています。
10月下旬の1番底から3番底までの期間はどの国も4〜5ヶ月となっており、今回の新型コロナショックに当てはめた場合、7〜8月頃に2番底or3番底をつけ上昇相場入りする事となります。
投資家 百年投資家メモ
直近のデータからは7〜8月頃が大底(最も安くなる価格)の可能性が高いですが、相場は直近のデータについては織り込む形で動く可能性が高いので、深い2番底・3番底が来たとしても4月か5月頃だと思っています。
リーマンショックとコロナショック時の日経平均のチャート
上記はリーマンショック直後の日経平均のチャートと新型コロナショックのチャートを比較した物です。非常に似たチャートパターンとなっており、素直な分析をした場合、今後は浅めの2番底、その後反転し、3番底を付け、上昇トレンド入りする可能性が高いと言えそうです。
リーマンショックとコロナショック時のS&P500のチャート
こちらは先ほどと異なり米国のS&P500のチャートです。こちらはリーマンショックと同じパターンでチャートが推移した場合、1番底よりも深い2番底、2番底より深い3番底を付け、上昇トレンド入りする可能性が高いです。
過去はあくまで過去
このように過去の暴落局面からある程度、今後の予想を立てる事は可能ですが、過去はあくまで過去です。また、リーマンショックは直近の身近なショックだったこともあり記憶に残っている投資家が多いように感じています。
今回のコロナショックは今の所、金融危機にはなっていないので、下落率としては十分でしょう(銀行破綻や地震など追加で大きな災害が起きた場合は別ですが...)。
日柄については中央銀行が直近の大きな経済危機だったリーマンショックの経験を行かせるため、調整期間は前回と比べると短いと思います。
ただ、コロナが収束しないことには経済も動き始めませんので、投資家にとっては新規患者の増加率データを見ながら徐々にポジションを作っていく神経質な展開が続きそうです。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。