こんにちは百年投資家の株式投資です。今回は南アフリカランド/円のロングポジションから得ることが出来るスワップ金利で不労所得生活するためのシュミレーションについて書いていきたいと思います。南アフリカランドは高金利通貨として有名で2017年現在政策金利は7%となっています。
南アフリカランドとは
南アフリカランドとは南アフリカで使われている高金利通貨です。物価が高いため金利も高く政策金利は5.75%(利上げし現在では7%となっています)もあります。基本的に物価が高いほど政策金利も高く日本のようにデフレ基調だった国の政策金利は低くなります。
為替トレードを行う上では政策金利よりも実質金利(政策金利ー物価変動率)が重要で実質金利の高い国の通貨はより高くなる傾向があります。現在日本は物価上昇に伴い実質金利がマイナスとなっています。現在の実質金利のマイナスは政策目的で行っており政権が変われば政策も変わりますが今後も安倍政権が続く場合、ある程度の時間、実質金利をマイナス圏で恒常化させる必要があり、日本円は国際的に見ても弱い傾向が続くことが予想されます。
南アフリカの現在の政策金利
南アフリカの政策金利は2013年、2014年の5%を底に上昇し続けています。2017年4月現在では政策金利は7%となっており、日本の政策金利(ほぼ0%)と比べると7%の金利差があるため高いスワップポイント(スワップ金利)を獲得することができます。
南アフリカランド/円のスワップ金利
南アフリカランドはプラチナ鉱山のストライキの影響もあり貿易収支(経常収支)、GDP成長率が悪く、他の通貨に比べ弱い状態が続きました。基本的に南アフリカランドと円はドルを介して交換される為、実際には米ドル/南アフリカランドの動きと米ドル/円の動きで南アフリカランド/円のレートが決まります。
現在最もスワップ金利、通貨のスプレッドの面でオススメな証券会社はSBI FXであり10000通貨(日本円で約10.3万円)保有していると1日に13円のスワップ金利を得ることが出来ます。今回はSBI FXを使って一人暮らしの方が南アフリカランド/円のポジションでいくらのポジションを作れば不労所得生活を行えるかをレバレッジ別にシュミレーションしてみました(2017年4月現在ではスワップ金利が約20円まで上昇してるので下記のシュミレーションに比べさらに少額の資金で不労所得生活を行うことができます)。
前提条件
1人の人間が1ヶ月生活するのに必要なお金を20万円と仮定し、20万円を得るにはいくらのポジションを作れば良いかシュミレーションして行きたいと思います。
為替レート:南アフリカランド/円=10
1万通貨(10万円)あたりの一ヶ月のスワップ金利=390円
レバレッジ3倍でシュミレーション
レバレッジ3倍の場合20万円のスワップ金利を作るには以下のポジションを作らなければなりません。
200000/390=512万通貨
512×10=5120万円
5120万円/3=約1707万円
よってレバレッジ3倍で運用した場合1707万円のポジションを作れば不労所得として毎月20万円を獲得できます。この場合の投資利回りは年利約14%となります。レバレッジ3倍運用ですのでリスクは低く、リーマンショックの様な相場急変が無い限りポジションは維持できそうです。
レバレッジ5倍でシュミレーション
レバレッジ5倍の場合以下のようになります。
5120万円/5=1024万円
よってレバレッジ5倍で運用した場合、1024万円のポジションを作れば不労所得として毎月20万円を獲得できます。この場合投資利回りは年利役23.4%となります。レバレッジ5倍ですので相場の変動リスクは高くなりますが適宜ポジションを調整すればなんとかなると思います。
スワップ金利不労所得生活のまとめ
今回のシュミレーションは売却時に損得がでない場合での計算になります。あくまでもシュミレーションであり、実際には相場が大きく急変するリスクが伴います。10倍や15倍などのハイレバレッジでの運用は不労所得としては不可能なので最大でも5倍程度で不労所得用のポジションをつくり運用すれば上手く行くと思います。