こんにちは100年投資の未来です。今回は家庭用ソース国内トップ企業であるブルドックソース(2804)の業績推移や投資指標について分析していきたいと思います。
ブルドックソースはブランド力、消費者独占力のあるソースを長年販売しており、注目している会社の一つです。
ブルドックソースのキャッシュフロー推移
画像はブルドックソースの営業キャッシュフロー(投資CF)、投資キャッシュフロー(投資CF)、フリーキャッシュフロー(FCF)の推移です。
営業CFは横ばい傾向ですが、設備更新などにかかる投資CFが少ないためほぼ毎年FCFを出す事ができています。
直近13年間の平均PFCFR(株価フリーキャッシュフロー倍率)を計算すると「15,559百万円(時価総額)÷513.6百万円(13年間の平均FCF)=30.3倍(利回り3.3%)」となっており割安感はありません。
仮にFCFが大幅赤字だった2008年3月期と2018年3月期を除いて11年間のPFCFRを計算しても19.2倍なので営業キャッシュフローが横ばいの現状を考えると割高と言えるでしょう。
ブルドックソースとは
ブルドックソースは家庭用ソース、業務用ソースの製造・販売をしている企業です。主力商品は「ウスターソース」「とんかつソース」「中濃ソース」、万能調味料「うまソース」、和風スパゲティー素材「まぜりゃんせ」シリーズとなっており、子会社のイカリソースは「イカリ串かつソース250」「塩だれソース」を販売しています。
百年投資家はブルドックソースへ投資するか?
各種投資指標
- PBR(実):0.76倍
- PER(予):26.2倍
- ROE(実):3.84%
- 配当利回り:3.14%
- 経常利益率:6.00%
- 営業利益率:2.53%
- 自己資本比率:76.9%
- 13年間の平均PFCFR:30.3倍
ブルドックソースの各種投資指標は上記の通りです。経常利益率や営業利益率は10%以下となっており、ビオフェルミンなどの高収益体質を誇る会社と比べると見劣ります。
また、割安感を示すPERやPFCFRは成長力の高い良品計画よりも高くなっており、割高感が強いです。ブルドックソースはブランド力を保有している会社ですが、ソースは売値に対する原材料・運送費の比率が高く、分析した限りでは物凄く儲かるビジネスではなさそうです。
そのため、百年投資家は現時点で長期投資をする予定はありません。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。