水道管や給湯管の黒錆・赤錆の取り方

こんにちは「百年投資家」です。今回は不動産(一戸建て、アパート、マンション、店舗、事務所など)に発生したの黒錆赤錆の取り方について書いていきたいと思います。

水道管や給湯管に錆が発生した場合は更生工事更新工事をするのが最も確実ですが費用対効果の面で難しいケースもあるでしょう!マンション一棟の場合はDIYでの対応は困難ですが一戸建てや木造アパートなど小さな投資物件の場合、DIYで修繕することも可能です。

水道管の種類

水道管

名称
材質
耐用年数
備考
ステンレス管 ステンレス 50年以上 建物に使用する水道管の材質として、耐久性が一番良い
塩化ビニル管 ポリ塩化ビニル 30年以上 以前は、外部の水道管として使用されていたが、最近は屋内用としても使われる。錆ない
塩ビライニング鋼管 鉄管の内部をプラスチックでコーティング 18年~24年 20年くらい前から一般的に使われている水道管。ネジ切部に露出した鉄部に水が直接触れないように、接合部に「コア」と呼ばれるプラスチックを埋め込む工法もあり(「コア管」とも呼ぶ)
さや管 合成樹脂の可とう管+ポリエチレン管等 25年~30年 可とう管の中にホースのようなものを通す。管の交換が容易
古い水道管・給湯管

最近の水道管は上記のようなものが使われていますが古いものだと給水管に鉄菅、給湯管に銅管が使われていることが多いです。東京などでは殆ど建て替えができないため、大多数の物件に鉄菅や銅管が使われており錆が発生していると思われます。

水道管の黒錆・赤錆の取り方

不動産

水道管の赤錆や黒錆は空き家の期間が長ければ長いほど凄まじいものとなります。特に給湯管では錆(サビ)が発生しやすく、なかなか取り除くことができません。しかし、数年空き家になっていた物件でも下記のような方法を使ってDIYで錆を取り除くことができます。

水道管、給湯管の錆をDIYで取る

水道管・給湯管

上記の画像のように水道通水レバーを上下に激しく動かすと水道管が振動し錆を取ることができます(水道管が振動することで錆が取れます)。

手が痛くなりますが、6か月程度空き家になっていた物件(アパート、マンション、一戸建て)でも1時間程度上下に動かすと下記のように錆びた水が出てきます(特に給湯管で錆が多く出ます)。

錆

長く空き家になっていた物件では5時間程度行っても錆がでる場合もありますが、次第に透明になることが一般的です。

ただし、全く透明にならない場合は水道管や給湯管のどこかで水漏れをしている場合や泥などの不純物が混ざってしまう環境にある可能性がありますのでそう言った場合は【水道修理屋】などの専門家へ依頼し見てもらった方がいいでしょう!

水道業者に任せた場合の見積もり金額

見積もり

上記はアパートの漏水が発生し緊急対応で修理してもらったケースの見積もりです。漏水箇所はキッチンの下でキッチンを外し、壁と床に穴を開け水道管(給湯管)を交換しました。

金額としては特急対応で5〜8万円程度、リフォームのついでに行ってもらえばもう少し安くなると思います。そのため、築古物件へ投資を行う場合、初期の段階で変えることができる菅は全て新品にし、リスクを減らしたほうがいいかもしれません。

水道管の錆まとめ

一般的な家庭の一戸建てやマンションを含め、築古物件では水道管の錆は防ぎようがありません。錆が発生したとしても普通に飲み水として使用して問題ありませんが、空き家期間が長かった物件では通水させた初めの水は飲まないほうが良いでしょう!

また、今回のDIY手法は水道管に軽い圧をかけるので古い物件では水漏れする可能性がありますので自己責任でお願いします。今回の記事がDIYでできる水道管や給湯管の錆取りの参考になりましたら幸いです。

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