こんにちは山田太郎の株式投資です。今回は日本最大の商業専用デベロッパーであるイオンモール(8905)についてバフェット式に分析して行きたいと思います。イオンモールはROEなどの数値はあまり魅力的ではありませんが、収益が安定しており、個人的にはかなり好きなビジネスと言えます。

イオンモールの長期業績の推移

イオンモールの業績推移

イオンモールの長期業績の推移は上記の通りです。営業収益、営業利益、当期純利益は右肩上がりとなっており非常に良い業績の推移となっていることがわかります。2007年にダイヤモンドシティを合併した後は業績(営業利益や純利益)の伸び率が低下してきましたが最近は再度、利益成長が加速してきています。

キャッシュフローの推移

キャッシュフローの推移で見てみると営業CFは基本右肩上がりですが、投資CFが大きいためフリーCFは赤字のことが多いです(ビジネスモデルは不動産賃貸業なのでフリーCFの赤字は問題ありません)。

有利子負債は5000億円程度となっており、最近の営業CF(約800億円)からすると新規投資を行わなければ6年程度で借入金を完済することができます。

山田太郎(左)

ちなみに長期の利益成長率を分析すると営業利益の平均成長率は11.96%、営業CFの平均成長率は14.32%である事がわかります(いずれも2003と2018年のデータを利用)。もちろん、どの期間を採用するかによってデータが変化しますが、東急不動産HD三菱地所・三井不動産などに比べると高い利益成長率となります(計算式については東急不動産HDの記事で紹介しています)。

イオンモールの長期の株価推移

イオンモールの株価推移

イオンモールの営業利益や当期純利益の推移をみると非常に優秀な業績の推移であることがわかります。一般的にこのような業績の推移になっている会社の株価は右肩上がりになることが多いのですがイオンモールは上記のように横ばいでの推移となっています。

当初は高PERで成長性が評価されましたが、ここ10年程度は利益成長に対して株価が殆ど上がりませんでした。そのため、現在の予想PERは12倍強となっており、株価は割安感があります。

山田太郎(左)

イオンモールと同様に賃貸業を行なっている会社として三菱地所(PER約20倍)や三井不動産(PER約15倍)があります。イオンモールは開発+賃貸業のビジネスモデルとなっており、マンション分譲を行なっている三菱地所や三井不動産よりも収益が安定していますので山田太郎的にはイオンモールの方が好きです。

山田太郎はイオンモールを買うか?

ビジネス的にも賃貸業はストック型のビジネスモデルなのでPER15倍以下は個人的には買いだと考えています。国内事業については人口減少によって将来的には利益成長が頭打ちする可能性がありますが、イオンモールの場合、パルコヤマルイ、ルミネなどと異なり、郊外型でビジネスを行なってきたことから海外展開が比較的やりやすく、近年黒字化してきたことも高評価と言えます。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。