百年投資家

高校生の時から株式投資をしている30代の人。10代から始めた株式投資と20代前半から始めた不動産投資・事業経営で財を作り20代後半から一応セミリタイア中。趣味は旅行とビジネスと投資なのでセミリタイアしたけど小さな会社経営や投資活動をしています。尊敬している投資家はウォーレン・バフェット。

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バフェットなら投資する?ブリジストンのキャッシュフローを分析

こんにちは百年投資家の株式投資です。今回はブリジストンをバフェット式に分析していきたいと思います。通常のタイヤメーカーは一般的に最終製品(自動車)に埋もれてブランドは発揮できない事が多いです。

しかし、ブリジストンは世界首位の売り上げを誇り、ブランド認知度も高く、高い利益率を誇る事が知られています。

百年投資家
百年投資家の場合、シェア2位以下の企業やブランド商品を持っていない企業には基本、投資をしません。高い利益率を実現できるブランドの無い企業に投資しても株価は10年・20年単位で横ばいか下落となる事がほとんどですし、倒産リスクが高いです。

ブリジストンのキャッシュフローを分析

ブリジストン
(画像引用元:マネックス証券)

ブリジストンのキャッシュフローの推移は上記の通りです。営業キャッシュフローは右肩上がり、フリーキャッシュフローも右肩上がりとなっておりビジネスの状態が良い事が伺えます。

より川下の自動車業界(トヨタホンダ)のキャッシュフローの推移と比べると明らかにブリジストンの方が少ない投資で多くの営業利益を創出する事ができている事がわかります。

また、トヨタは固定費が高いため、リーマンショック後に営業利益が赤字転落しているのに対し、ブリジストンはここ15年の決算を見ても営業利益が赤字転落した事はなく、損益分岐点が低い(安全余裕率が高い)です。

ブリジストンの利益率は高い

ブリジストンの利益率
(画像引用元:マネックス証券)

ブリジストンの利益率は高い事が知られています。直近の純利益率は7.91%となっており、業界2位のミシュラン(7.7%)、業界3位のグッドイヤー(2.24%)、業界5位で国内2位の住友ゴム工業(5.34%)などと比べても高い利益率となっています。

高い利益率はビジネスモデル(原料開発から小売まで一貫垂直統合)に由来する面もありますが、高いブランド力を誇ることを意味しており、家電メーカーが韓国や中国企業との価格競争に巻き込まれているのと状況が異なります。

タイヤ事業は自動車がガソリンエンジンからEV(電気自動車)になったとしても必要なので、ラディカル(破壊的な)イノベーションが起きない限り需要はなくならないでしょう。

百年投資家はタイヤ業界にはITや製薬業界のような破壊的なイノベーションは今後も起こらないと思っており、食品業界のように開発されたブランドや製品が長期的に収益をもたらしてくれると考えています。

百年投資家はブリジストンへ投資するか?

ブリジストン

世界シェア1位でブランド力もあり、キャッシュフローも綺麗な推移になっているため、ブリジストンは追加投資したい会社の一つです。

また、新車のタイヤよりも交換用タイヤの方が利益率が高く、これまで好調だった米国の新車販売は今後、交換用タイヤの需要となり、ブリジストンへ利益をもたらすでしょう。

現在の株価はPERベースで10倍台前半となっており実質的な価値に対して割安感があると言えます。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。

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