こんにちは今回は神奈川県の賃料相場について2014年と2017年で比較していきたいと思います。関連記事としては「埼玉県とさいたま市の賃料相場の推移と不動産投資」「東京都の賃料相場の推移と不動産投資」をご覧ください。
ワンルーム〜1DK
(画像引用元:HOME’S)
2014年調査時点で、神奈川県のワンルームなどの賃料相場は東京都同様ほとんど動きがありません。価格面では円安による建築資材の高騰や人手不足による人件費の高騰により新築物件の価格が上昇し、さらに景気回復や不動産投資ブームによる価格上昇もあります。
実際に200〜500万円程度中古の賃貸用投資物件は私の保有する物件も含め2012年比で20-50%程度は少なくとも価格上昇しています。
家賃相場がこのまま横ばいですとあまり投資醍醐味は無いです。また、現在は売りしぶりから売り物件も少なく、都市部では完全な売り手市場となっています。
リートを見ても利回りはかなり低く、現在はインカムゲイン(利回り)よりもインフレヘッジで投資を行っている方がメインプレイヤーかもしれません。
2017年の調査時点でも家賃水準はほとんど変化していません。不動産価格は2013年頃から少しずつ上昇していることを考えると投資利回りは低下している可能性が高いです。
1LDK〜2DK
1LDK〜の比較的大きな間取りですが、こちらも賃料相場に大きな変動はありません。実質利回りは中古だとしても5~8%前後(表面だと10%~15%程度)まで低下しているので個人的には海外や国内の高配当株等を買った方が投資としては成功すると考えています。もちろん優良物件を買う事が出来れば問題ないのですが市場に優良物件がほとんどない状態ですのでスピード勝負となってます。
2014年と2017年を比べると家賃に大きな変化はありません。東京では家賃が上昇していましたが、埼玉県や神奈川県ではこの間取りの物件でも家賃上昇は見られません。
2LDK 3K 3DK
2014年と2017年を比較すると神奈川県全体としては家賃に変化はありませんが、神奈川県横浜市神奈川区で見てみると家賃が若干上昇しています。
2LDK以上は需要に対して供給が少ない間取りの物件ですが10万円を超える家賃水準になると神奈川県でも賃貸よりも購入を選ぶ層が多く、10万円以上で賃貸するのは難しそうです(横浜市などの中心部は別です)。
神奈川県の賃料相場の推移と不動産投資まとめ
2014年、2017年と神奈川、埼玉、東京を比較しましたが数字上、家賃が上昇しているのは東京都のみでした。
投資戦略としては競売で買う場合も一般市場で買う場合も利回りを計算し、虎視眈々と指値を入れていく事でしょう!待つのも相場ですので買えない時は買わないという意思決定も重要だと考えています。今回の記事が不動産投資の参考になりましたら幸いです。
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