こんにちは百年投資家です。「東京都の賃料相場の推移と不動産投資」同様に2014年の家賃相場と2017年の家賃相場を比べていきたいと思います。私自身は埼玉県や東京都、神奈川県、千葉県、群馬県、山梨県などで不動産投資を行っています。数年単位の長期の家賃相場の推移を比較することでその地域の将来的な投資環境が見えてきます!
ワンルーム〜1DK
(画像引用元:HOME’S)
2014年に調べた時点では「東京の賃料相場の推移」に比べ埼玉県の賃料は上昇傾向でした。埼玉県でもさいたま市を中心に不動産価格が上昇していますが、家賃相場も3%程度は上昇していることが伺えます。
2014年頃と2017年を比べると埼玉県全体では家賃は伸びておらずどちらかというと下落しているようです。東京の家賃が5%〜10%上昇しているのに比べると意外な結果です。
1LDK〜2DK
2014年の調査時点では1LDK、2K、2DKの需要の強いと思われるタイプの間取りの部屋は逆に家賃が下落傾向にあります。間取り的に一人暮らしから3人暮らし程度までをカバーしておりワンルームなどに比べると需要が大きいと考えていたのですが意外な結果です。
2017年と2014年を比べるとこちらも埼玉県全体では大きな変動はありまあせん。2014年は3月が家賃のピークだったのに対し、2016年は12月頃がピークとなり2017年3月は逆に家賃が下落しています。
2LDK〜3DK
(画像引用元:HOME’S)
左の画像は2014年に調べた2LDK、3K、3DKの家賃推移です。こちらも家賃相場が下落しています。最大時に比べると3%程度の下落になりますので不動産価格の上昇も加味すると投資利回りはかなり悪化していると考えられます。
2014年の調査と2017年の調査を比べてみると埼玉県全体での家賃相場は下がっている事がわかります(さいたま市北区で見ても下がっています)。不動産投資の環境としては東京に比べ競争が激しく不動産価格が同一ならば利回りは低下傾向にあります。
埼玉県の家賃推移と不動産投資まとめ
2014年の時点では埼玉県でも不動産価格の上昇に対し、家賃相場の上昇が見られないので投資利回りは減少傾向にあります(2017年に調査した限りでは東京の家賃水準は2014年に比べ上昇しています)。
不動産投資を行う環境としてはあまり良くはありませんが、良い物件も出ているには出ているのでこれまで以上に物件の選定を厳しくし、不動産の購入をしていくことが大切です。
2014年と2017年で比較すると1LDK〜2DKなどの間取りの家賃以外は下落が見られました。ワンルームなどの部屋はもともと供給過剰で競争力がないのである程度想定した結果でしたら2LDK以上でも家賃水準が下落しているのは意外でした!今回の記事が不動産投資の参考になりましたら幸いです。
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