不動産投資(不動産賃貸業)は、不動産という資産へ多額の投資を行い、保有資産からの賃料収入というリターンを長期にわたって獲得する事業です。実際にリターンを安定的に確保する為には、空室率の改善や清掃、警備、設備の定期メンテナンス、修繕工事を含め多くの手間をかける必要があります。
不動産賃貸業の特徴
不動産賃貸業の特徴として、物件の立地条件が及ぼす影響が大きい事があげられます。日本における主要都市の賃室総面積の割合は東京圏だけで全体の6割、大阪圏及び名古屋圏も含めると8割を超しています。駅からの距離や周りの店舗、公共機関の設置状況等の利便性を重視して、入居を検討する顧客が多いのも特徴です。
不動産賃貸業は株式投資やFXに比べるとミドルリターン ミドルリスクの資産であると言われています。株では昨今のアベノミクスを代表する株価の動きのように数年間で2倍以上のリターンを得る事ができる反面、リーマンショックや民主党政権時代のように株価が半値や紙くずになってしまう事もあります。
また、不動産は株やFXに比べると極めて流動性が低い資産であると言えるでしょう!株やFXならばワンクリックですぐに売却ができ現金を手にする事ができますが不動産の場合は売却するまでに早くて1ヶ月、価格設定等が間違っていた場合は1年以上の歳月がかかってしまいます。さらに、売却後も契約書の締結、重要事項説明書の説明(宅建業者から買い主へ)、登記の移転、瑕疵担保の負担などを経て初めて売却が完了します。
このような不動産の特徴を良く理解した上で不動産投資(不動産賃貸業)を行う事が重要です。今回の記事が不動産投資の参考になりましたら幸いです。
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