不動産投資のデメリットとリスク

今回は不動産投資のデメリットやリスクについて書いて行きたいと思います。不動産投資は「不動産投資のインカムゲインとキャピタルゲイン」で書いたように大きなリターンのあるビジネスです。その反面様々なデメリットやリスクがあります。

不動産投資におけるデメリットやリスクとしては様々なものがあります。例えば空室や賃料の滞納などが発生すれば投下資金の回収に支障を来します。

また、建物は新築時に比べればどんどん老朽化して行きます。RCなどの建物では給排水管の交換を含め修繕が難しく破裂や雨漏り等が発生した場合は多額の修繕コストがかかります。

さらに、現在のアベノミクスが失敗し、デフレ(貨幣価値の上昇)に逆戻りした場合、不動産価格の下落が予想され、不動産価格の値下がり(キャピタルロス)が発生する可能性が高くなります。

利回りが高ければキャピタルロスが発生してもトータルでリターンが出ますが利回りが低く、かつ、キャピタルロスが発生する場合は大きな負債を抱える事になるかもしれません。

そして、その他のリスクやデメリットとしては借り入れをしていた場合のローン金利の上昇や売却したくてもなかなか希望通りの値段での売却ができない流動性リスク、自殺者や火災、地震等の不確実性の高い事象による建物、土地価格の大きな価値毀損リスクがあります。

不動産投資では様々な金融商品を組み合わせることでリスクヘッジも可能です。例えば火災や水災、地震などによる災害のリスクについては火災保険でリスクヘッジを行うことができます。また、売却についてはオーナーチャンジでの売却をすることで機会損失を防ぐ事ができます。

不動産投資のデメリットとリスクまとめ

これらのリスクやデメリットを保険等を使いカバーしながら不動産を運用して行く事が重要です。不動産投資は不動産を買った時点がゴールではありません。不動産を売って初めて利回りが確定し、ゴールとなる事を意識する事が大切です。

今回の記事が不動産投資をする上での参考となりましたら幸いです。今後とも「百年投資家」をよろしくお願いいたします。