こんにちは100年投資の未来です。今回はコムシスホールディングス(1721)の業績やキャッシュフロー、配当金などの推移について分析していきたいと思います。
コムシスホールディングス(1721)は日本最大の情報通信建設会社となっており、近年、日本会計基準上の業績は伸びています。
コムシスホールディングスのキャッシュフローを分析
画像はコムシスホールディングスの13年間のキャッシュフローの推移となっています。事業内容はNTT設備・NCC設備工事を中心に有線・無線ネットワーク工事、ICTソリューション、社会システム(監視システム、防災設備、太陽光発電)事業となっており、フロー型のビジネスが大部分を占めます。
そのため、営業キャッシュフローは安定しておらず、年によって大きく変動する傾向があります。
直近13年間の平均PFCFR(株価フリーキャッシュフロー倍率)を計算すると「423,705百万円(時価総額)÷6,878百万円(13年間の平均FCF)=61.6倍(利回り1.6%)」となり現在はカナリ割高な水準で取引されています(PERは15倍程度、PBRは1.4倍程度、配当利回り2.50%程度)。
営業キャッシュフロー(営業CF)やフリーキャッシュフロー(FCF)がオービックのように綺麗な右肩上がりのトレンドになっている場合、高いPFCFR(株価フリーキャッシュフロー倍率)でもある程度の説明がつきますが、コムシスホールディングスは営業CFやFCFは良くても横ばいトレンドなので割高だと感じます。
百年投資家やバフェットはコムシスホールディングスへ投資するか?
セブン&アイ・ホールディングスなどウォーレン・バフェットが好きそうなブランド力があり、消費者独占力があるストック型ビジネスを主体とする会社でもPFCFR(株価フリーキャッシュフロー倍率)は20倍前後となっています。
コムシスホールディングスはBtoB事業をメインで行なっており、キャッシュフロー(主に営業CFとFCF)の推移も綺麗ではありません。
そのため、少なくとも現在の株価が1/3程度にならない限り百年投資家は投資する予定はありません。今回の記事が株式投資の参考になりましたら幸いです。