収益物件で知っておきたい浄化槽の汲み取り費用

こんにちは「百年投資家」です。今回は浄化槽の汲み取り費用について記載していきたいと思います。私の場合、現時点で浄化槽の物件は一つも持っていないのですが昨日、浄化槽の一戸建てで良い物件を業者に紹介してもらったので浄化槽の汲み取り費用について調べてみました!

下水に接続されている物件では下水道料金を入居者(借主)が負担してくれますが浄化槽物件ではオーナー(貸主)が浄化槽の汲み取り費用を負担する必要があります。

浄化槽とは

浄化槽
(画像引用元:http://www.tadami.gr.jp/lifeguide/cat01/cat6/000077.html)
浄化槽とは上記のようなもので下水が完備されていない不動産で設置されています。浄化槽の物件か否か調べるのは簡単で前面道路を見て下水道のマンホールがなければほぼ100%の確率で浄化槽が設置されています。

また、浄化槽が設置された不動産では下記のような蓋が敷地内に必ずあるため敷地内の浄化槽の蓋で判断することも出来ます(蓋の下に浄化槽が埋まっています)。

浄化槽

合弁浄化槽と単独浄化槽

単独浄化槽

合弁浄化槽
(画像引用元:http://www.city.kasama.lg.jp/page/page001131.html)
浄化槽について調べてみたところ合弁浄化槽と単独浄化槽というものがあります。上記図がわかりやすく単独浄化槽は汚水単独用で合弁浄化槽は汚水以外の全ての排水が浄化槽へ流れていきます。

現在では合弁浄化槽が主流となっており、新築物件では全て合弁浄化槽となっております。なお、単独浄化槽については浄化槽法により、平成13年4月1日から製造・販売が禁止され設置が不可能となりました。

浄化槽の汲み取り費用

不動産投資では浄化槽が設置されていると管理費が増加し実質利回り(NOI利回り)が低下します。また、不動産価値という面でも下水が接続されている物件の方が土地の価値が高く、浄化槽の物件は価値が低いです。

浄化槽の汲み取り費用としては単独浄化槽の方が安く合弁浄化槽の方が高いです。市区町村にもよりますが費用は5人槽で1万円前後〜/年の費用となります(補助金的用後)。

ただ、自治体によって「①メンテナンス業者がたくさんあり、自由競争な自治体」と「②メンテナンス業者が数社しかなく、料金を自治体が統一している自治体」があります。②の場合は、競争原理が働かず料金が高止まりしているので管理費が高くなりますし業者間で談合をするなど質の悪い業者が多いのも事実です。。。

浄化等と不動産投資まとめ

不動産投資では同じ表面利回りならば可能な限り下水道が来ている収益物件を買った方がいいのですが浄化槽物件は不人気なことから安く買うことができます。浄化槽物件を購入するときは事前に調査の上、実質利回りを計算し購入を検討すると良いでしょう!今回の記事が不動産投資の参考になりましたら幸いです。

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