不動産投資に役立つ資格

こんにちは百年投資家のナミヘイです。今回は不動産投資に役立つ資格について書いて行きたいと思います。不動産投資では実務能力が必要なため資格が直接役立つわけではありません。例えば、弁護士や不動産鑑定士の資格を持っていたとしても不動産投資で成功するとは限りません。

しかし、資格取得がまったく無意味かというと、そうではなく少なくとも不動産投資に役立つ資格は存在します。個人的には私も所有している行政書士なんかは不動産投資の仕入れに役立つ資格ですが今回は行政書士以外で見ていきたいと思います。


不動産鑑定士

契約

不動産鑑定士(ふどうさんかんていし)は、不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格であり、不動産の経済価値に関する高度専門家である。  不動産鑑定士試験に合格し、定められた手順を経た後に国土交通省に備える不動産鑑定士名簿に登録される。 不動産鑑定士の独占業務は不動産の鑑定評価であり、不動産鑑定士以外の者が不動産の鑑定評価を行えば、刑事罰の対象となる。

不動産鑑定士は難関の国家資格です。不動産の価値を査定する専門家で不動産投資を行う上では投資不動産の評価に役立ちます。ただ、リフォームの知識や登記の知識、税務の知識、借地借家法などについては殆んど勉強しませんので別途勉強する必要があります。試験に合格するのは東京大学に入るよりも難しいと思いますので心して勉強する必要があります。

難易度: 星5個
役立度: 星3個

宅地建物取引士(宅建士)

宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)/略称:宅建士(たっけんし)とは、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者であり、宅地建物取引業者(一般にいう不動産会社)が行う、宅地又は建物の売買、交換又は貸借の取引に対して、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実に法に定める事務(重要事項の説明等)を行う、不動産取引法務の専門家である。

宅建士は合格率が15%程度と高く比較的受かり易い試験です。試験内容も不動産取引に係る内容が出てきますので不動産投資に直接役立ちます。

試験内容としては民法、借地借家法、宅建業法、都市計画法、建築基準法などがあり不動産投資を行う上では必須の知識です。ただ、登記やリフォーム、税法などについては別途勉強する必要があります。

特にリフォーム、税法については不動産投資を行う上でカナリ重要な知識となります。

難易度: 星3個
役立度: 星4個

建築士

建築士には、一級建築士、二級建築士、木造建築士の3種類があり、その資格により設計・工事監理できる建築物に違いがある。また、いずれかの建築士資格を 前提とした資格として管理建築士の資格があり、一級建築士資格を前提とした資格として構造設計一級建築士と設備設計一級建築士の資格がある。

建築士です。受験資格があるため誰でも受ける事ができるわけではありませんが、リフォームに係る知識を学ぶ事ができます。しかし、不動産の鑑定評価や各種取引(売買、賃貸)、税法などに関する知識を学ぶ事はできませんので別途勉強する必要があります。

難易度: 星3個
役立度: 星2個

まとめ

いかがだったでしょうか?この他にも不動産関連の資格として司法書士、土地家屋調査士、賃貸不動産経営管理士、区分所有管理士、競売不動産取扱主任者などもあります。

司法書士と土地家屋調査士は国家資格なので難易度もカナリ高いですがその他の民間資格については難易度の低いものもあります。登記の勉強をしたい場合は司法書士をオススメします。頑張れば受かると思いますが、こちらも仕事をしながらの場合、高校生が東大に入るより難しいと思います。

不動産投資は様々な知識が必要となります。資格の取得を通して不動産投資の勉強をしたい方は、まずは難易度も手頃な宅建士を取得しその後、リフォーム、税法、不動産登記などの知識を勉強して行くと不動産投資に関する知識を体系的に学ぶ事ができます。今回の記事が不動産投資の参考になりましたら幸いです。