こんにちは「百年投資家」のナミヘイです。今回は内見があってもなかなか客付できない(空室を埋めれない)ケースについて考察して行きたいと思います。
入居希望者の内見には意味の無い内見と意味のある内見があるのをご存知でしょうか?不動産賃貸業において中古物件の成約率は20%とされています。ただこの数字は意味のある内見が5回あった場合に1件成約することを示しており、意味の無い内見が10回あったとしても物件が成約に至る事はありません。
意味のある内見とは
意味のある内見とは以下の二つの事ですこれ以外の内見は基本的に「当て馬」的な内見であり意味の無い内見です。
客付へ影響する意味のある内見
- 入居希望者が特定の物件にお問い合わせをして、内見した場合
- 営業マンが特定の物件に決めるつもりで、内見者を案内した場合
意味の無い内見とは
反対に下記のような内見は何回あったとしても客付はできず空室は埋まりません。意味の無い内見とは以下の様な内見を指します。
ボックスのタイトル
- 管理会社や客付けを依頼した業者がお客さんを案内するために働いている事をアピールする為の内見
- 他の物件を決める為の「当て馬」としての内見
意味のある内見と意味の無い内見まとめ
不動産の媒介業者からすると賃貸の入居者が決まって始めて代金を頂けます。これはなにも賃貸の時だけではなく売買の場合も同様です。このような特性から、よりお金がもらえる可能性が高い物件から紹介を行い、決まる可能性が低い物件は「当て馬」(当てとも言う)的に使う事が良くあります。
自分の物件を「決め」に持って行ってもらうためには競争力のある物件にするしかありません。競争力のある物件とは競合物件と比べて相対的に家賃が安い、設備が良いなどの特徴を兼ね備えている必要があります。
ただ費用をかけて競争力がある物件を作ればいいというわけではなく、リフォーム自体も投資として費用対効果の観点から分析していく必要があります(賃料が3万円しか取れない地域の区分所有マンションに大理石の廊下を入れても費用対効果が悪いですよね!?)。今回の記事が不動産投資の参考になりましたら幸いです。
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