今回は営業マンが考えている収益物件(アパート、マンション、一戸建て、店舗、事務所、ビルなど)の客付けの優先順位について書いて行きたいと思います。不動産投資において満室経営を持続させる為には不動産営業マンの考え方、気持ちを知る必要があります。
不動産営業マンにとっては一般的に仲介手数料が確実に多く得られて、社内的にも評価される物件を優先的に紹介する性質があります。
優先度1位:勤務先の自社物件
営業マンの勤め先に自社物件があれば当然、自社物件を優先して紹介します。会社によっては自社物件を制約させると給与の歩合もよくなるという取り決めをしているところもあり、大家さんが不動産会社の自社物件が多い地域の媒介をお願いしても成約率が低くなる傾向があるので注意が必要です。
優先順位2位:サブリース物件
次に優先順位が高いのがサブリース(一括借り上げ)物件です。大家さんから借り上げた物件に、仲介業者が入居者を見つけてきて、サブリースします。
サブリース物件の場合、不動産会社は空室期間中も大家さんへの賃料を保証しなくてはならず基本的には一般媒介や専任媒介による物件の紹介は後回しになってしまいます。
優先順位3位:専任媒介契約の物件
専任媒介とは、募集を一業者のみに依頼された基づけ業者の事です。専任媒介の物件は一般媒介の物件にくらべ優先的に紹介する傾向があります。
優先順位第4位:一般媒介契約の物件
一般媒介とは基づけ業者を服すに同時依頼する時に使います。一斉に募集しているわけですから、他の仲介業者が入居者を見つけ、成約に至ったら全く利益になりません。そのため専任媒介の物件より優先度は下となる場合が殆んどです。
ただ、一般媒介の場合、大家さんが主導権を握って募集活動を行う事が出来ますし、競争力のある物件の場合、不動産会社同士を競わせる事でより早く入居者を見つける事が出来るというメリットもあります。
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