今日は長期投資と短期投資について解説するよ!!私は株でも不動産でも短期投資ですぐに利益確定できる短期売買が好きなんだけどフクロウ君はどうなの?
僕は長期でのんびり投資をするよ〜!株でも不動産でも売買のたびに手数料がかかるから手数料を考えると長期投資の方がいいんじゃないかなぁ〜?羊さんみたいな短期投資の場合、手数料でお金がなくなっちゃうんじゃない??
短期投資と長期投資、どちらが優れているということはなく、それぞれメリット、デメリットがあります。また、手数料だけではなく税金についても考慮する事ができるようになると税引後のキャッシュフロー(手取り)が増えます。
長期投資と短期投資
よく長期投資と短期投資という言葉を聞きますがこれは投資家それぞれの投資スタイルのことを言います。
長期投資だと何年間株や不動産を保有しなければならないとか、短期投資なら1週間以内に株を売買しなければならないというような決まりごとはありません。
ただ、株式投資の場合は一般的に長期投資は2〜3年以上、短期投資は1日〜数週間程度のことを指します。不動産投資の場合は1〜5年を短期投資、5年超えを長期投資と呼んだりします(個人で不動産を買って売る場合、5年未満か5年以上かによって税率が大きく異なります)。
株式投資の場合
株式投資の場合、現在では取引手数料が少ないため、長期投資でも短期投資でも手数料を気にする必要はほとんどありません。
そのため、個々の投資スタンスによって短期、長期の投資を使い分けると良いでしょう!本物の長期投資の場合、P/L(損益計算書)、B/S(貸借対照表)、決算短信、有価証券報告書の読解能力やビジネス自体の理解力も必要になるため個人的には長期投資の方が難易度が高いと考えています。
短期投資のメリット・デメリット
時間対効果を考えた場合、短期投資はある程度、相場に張り付く必要が出てくるため時間を使う必要があり、どちらかというと投資ではなく労働集約的なビジネスの側面が出てきてしまいます。
長期投資の場合はバイ アンド ホールドで買った後は放っておく投資法で、まさに投資の代表格と言えます。有名な投資家ですとバフェットなどは長期投資を好んで行います。
長期投資のメリット・デメリット
長期投資の最大のメリットは含み益を保有するため税金の負担が少ない点です。税金は利益確定の度に発生しますが短期投資の場合は利益確定の度に税金が発生してしまい、含み益を複利で運用することができません。
それに対し、長期投資で含み益を利益確定せずに運用すれば複利の効果がさらに増します(数十年まえに買った株のバフェットなどは膨大な含み益を未だに利益確定せずに持っています)!!
ただ、長期投資は市場の長期動向をまともに受けてしまう可能性が高く損をするにしろ利益を出すにしろリスクが大きくなるデメリットもあります。
私の場合、株は基本スタンスでは長期投資で長く持つようにしています。手数料は微々たるものですが税金が高いため短期の運用は税金分損です、ただしスポット的に経済的なショックが起こった時は方向性が判りやすいので短期で利ざやを取る逆張り投資法を行っています。
不動産投資の場合
不動産投資の場合、初期の手数料(仲介手数料、登録免許税、不動産取得税)や初期のリフォーム(リノベーション)費用が高額です。
また、個人で不動産を買った場合、短期譲渡(5年以内)は利益の40%に税金がかかるため税負担が重いです。
そのため不動産投資においては短期で得る可能性がある場合は法人での購入した方が税負担が少なくなっています。
しかし、基本的に購入時の税金(登録免許税、不動産取得税)が高額なので短期ではなく長期で運用した方が確実に利益が残ります。
そんため、投資用不動産(マンション、一戸建て、アパートなど)を購入する場合は5年以上の長期で持つことができる物件を買った方がいいでしょう!
不動産投資においても減価償却を行うことで膨大な含み益が発生します。この膨大な含み益は利益確定しなければ税金が発生しないので、税負担を考えると一般的に長期での運用の方が儲かります。
私の場合は、一戸建てと区分所有マンションの投資を主に行っています。一戸建てはインカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙うことができる優秀な投資対象です。特に、法定耐用年数が超えた物件は減価償却費を多く取れるのですが膨大な含み益が発生してしまします。このような投資対象を個人で購入し2〜3年で売った場合の税負担は大きいので購入前に出口戦略やIRRを計算し投資の意思決定をすることが大切です。
投資スタンスまとめ
短期投資と長期投資はそれぞれメリット・デメリットがありどちらが優れているということはありませんが、個人的には優良物件や優良株を良い(安い)値段で購入した場合は長期で運用した方が投資から売却までのトータルの利益で考えると大きくなる事が多いです。今回の記事が投資スタンスと税金の参考になりましたら幸いです。
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